【福岡市 春日市 大野城市】子どものむし歯予防と小児矯正 かすが歯科

歯並びを「様子見ましょう」と言われましたか?

子どもの矯正は何歳から始めたら良いのか?

      2017/12/31

 
この記事を書いている人 - WRITER -
かすが歯科院長のイネナガです。こどものむし歯予防と早期矯正に力を入れている歯科医です。お子さんの小さな時期から、よい歯ならびとむし歯になりにくいお口の環境をつくるために、独自の視点より情報を発信しています‼
詳しいプロフィールはこちら

「もう少し様子見ましょう」って言われましたか?

これを読まれているお母さんは、きっと…

・上の前歯が生えてきて、生えている向きがおかしい。

・上の前歯が生えてきて、となりの歯と重なっている。

・下の歯の内側から、永久歯が生えてきた。

・まだ乳歯なのに、前歯のかみ合わせが反対になっている。





これらに気づいて、きっと近くの小児歯科、矯正歯科へご相談に行かれて…

「もう少し大きくなるまで、様子を見ましょう」

歯医者さん

(もう少しって、何歳まで?)

お母さん

「大人の歯がもう少し出てくるまで様子みましょう。」

歯医者さん

(こんなに大きな前歯がまた出てきて、歯が並ぶの?)

お母さん

「10才過ぎるまで、様子見ましょう。」

歯医者さん

(10歳まで待てば、歯がならぶの?もっと早く治せないの?)

お母さん

「中学生まで様子見ましょう。それから専門の先生に紹介しますよ。」

歯医者さん

(あと6年も待つの…もっと悪くなるんじゃないの?)

お母さん

どれかの「様子見ましょう。」疑問を抱き、少し不満や不安な気持ちをいただいているお母さんじゃないでしょうか?

 

人は疑問に思ったことは、解決したい!ですよね。

 

そして、お子さんの歯並び、かみ合わせの問題の多くは、小学生のうちに解決できることが多いのに…です。

なぜ5歳~7歳で歯科医院に連れて行ったのに、様子を見ないといけないのでしょうか??

それは、

日本の歯科矯正治療の中に「子供の矯正治療」、「小児矯正」という学問がないからです。

 

そして、多くの矯正治療方法は、成人の矯正治療で行われる方法を子どものに適応させています。

 

だから、成人の矯正を中心に考えている先生は、お口の中の歯が乳歯だらけの5~7歳の時期には、まだ「様子を見る」しかないのです。

 

5~7歳の子供の歯並び、かみ合わせが悪くなる原因についての考え方が違ったり、

矯正治療の方法がちがう歯科医がいるので、スタートまで様子を見ないといけないのです。

 

10歳を過ぎるとアゴの骨の成長の良い時期を何もせずに過ごしてしまい、大変もったいないです。

えっ?そうなの?

お母さん

そうなんですよ。

だから、5~7歳ぐらいのお子さんの小児矯正は、お子さんの歯並びが悪くなった原因を教えくれて、治療してくれる先生を探さないといけませんね。

でも、お子さんのせっかくの成長期です。ただ様子を見ないほうがいいです。

院長

リンク:上顎の成長のゴールデンタイムとは。

では、なぜ5~7歳ぐらいの小さなお子さんの大人の前歯(永久歯の前歯)が並ばないのでしょうか?

 

親の私たちが歯並びが悪いから…でしょうか?

お母さん

子どもの矯正治療をやっていると、単純に遺伝だけでないことが分かります。

院長

じゃあ、子どものアゴが小さいから?大人の歯が並ばないのかあ…

お母さん

これは正解です。

では、なぜアゴが小さいのでしょうか?・・・

院長

かたいものを食べなくなったから?

それとも・・・やっぱり遺伝?

お母さん

これには、原因があります。

その原因は

・・・

「口呼吸」です。

院長

 えっ??

お母さん

お子さん…こんな風にお口開いてませんか?

院長




リンク:口呼吸とはなにか?

リンク:口呼吸が原因で歯並び、かみ合わせが悪くなる理由

なぜ口呼吸で歯並びが悪くなるのか?

小さいころから「口呼吸」が習慣になった子供たちは…

お口をポカ~ンと開け、舌を下アゴの上にのせてすごします。

本来、口を閉じ、鼻から呼吸をし、舌は上アゴにしっかり付けているのが、良い状態です。

上アゴは、毎日、舌に口蓋側から押されることで、大きく成長していきます。

それが、「口呼吸」の子どもたちは、舌で上アゴを押すことがないため、上アゴが大きく成長しません。

 

 えっ??

お母さん

いいですね~ えっ??の連発ですね~

あとで、上手に説明してくれる動画がありますからね。

院長

そうなると上アゴは、ツバや水を飲み込むときに、頬の筋肉に外側から押されるだけで、舌で内側から押されることがないため、V字型になり、3歳ごろの乳歯の歯ならびで、すき間なく、ビッチリと並んでしまいます。



 

6歳ごろから大きな永久歯が生えてくると、歯が生え変わるにつれて、どんどん歯並びがガタガタとなっていきます。



 

「口呼吸と歯並びの説明」の動画です

(4分弱)

 

 

この口をポカ~ンと開けて、口呼吸をしていることがアゴが小さく、V字型になり、

 

その結果、歯並びが悪くなる原因としたら…

 

果たして様子を見て、状況が良くなるでしょうか?

 

正直、習慣になっている口呼吸を自然と治すのはとても難しいです。

そして、口呼吸を治しながら、アゴの成長発育を助けながら、上アゴを大きく拡大する小児矯正方法があります!

リンク かすが歯科の小児矯正について

何歳から子供の矯正治療を開始したらよいのか?

 

ズバリ!

 

この口呼吸の習慣を鼻からの呼吸に変えながら、治療する装置を使用できる年齢がスタート時期です。

院長

 

早ければ5歳、平均的には6~7歳ごろからスタートできます!

そして、8歳までにスタートをしなければ、せっかくの上アゴの成長期を逃してしまいます。

僕が決めたんじゃないですよ。お子さんの成長が年齢とともに終わるからですよ。。

院長

 

下アゴの前歯がガタガタになっていることに先に気づいたお母さんもいらっしゃるでしょう。



 

これらの多くは、きっと上アゴも小さく、乳歯がすき間なく並んでいる上アゴでしょう。



 

下アゴの歯ならびは、上アゴの内側でかみ合っています。

 

上アゴがせまく、V字型だと、

下アゴの歯並びは、自然にせまくなり、ガタガタとなってきます。

 

もしガタガタがすくなければ、上アゴの内側から飛び出して、受け口のようにかみ合わすしかありません。

 

大切なポイント

  • 口呼吸で口があいていると、舌は下がり上アゴを内側から押して、大きく成長できないので、上アゴがせまくV字型になる。
  • 「上アゴがせまくV字型」になることで、上の前歯はガタガタになる。下の前歯も上の歯の内側でガタガタになる。
  • 時には、小さな上アゴから飛び出して、下アゴを前にずらして噛むようになり、受け口となる。

まとめ

口呼吸の習慣を鼻呼吸の習慣に治しながら、上アゴの成長発育を助け、上アゴを大きくしていく小児矯正治療方法があります。

 

知っておいてくださいね。

 

その治療をスタートできるのは、早くて5歳過ぎ、平均で6~7歳からです。

 

「様子見ましょう」とか、「早すぎる」と言われる場合は・・・

矯正治療の方法が、大人の矯正治療を子どもに応用している先生です。

 

中学生、高校生まで待ってから治療しても、歯ならびは良くなるかもしれませんが…

 

口呼吸が原因で、せまく、V字型になった上アゴは、けっして大きく育ちません!

 

お子さまの歯並びを心配されて、治療のご相談に行かれるときは、口呼吸について説明をしてくれる歯科医院の先生のお話を一度お聞きになることをオススメします。

リンク:アゴを拡げるとは?

リンク:かすが歯科の小児矯正について

この記事を書いている人 - WRITER -
かすが歯科院長のイネナガです。こどものむし歯予防と早期矯正に力を入れている歯科医です。お子さんの小さな時期から、よい歯ならびとむし歯になりにくいお口の環境をつくるために、独自の視点より情報を発信しています‼
詳しいプロフィールはこちら