【福岡市 春日市 大野城市】子どものむし歯予防と小児矯正 かすが歯科

歯並びを「様子見ましょう」と言われましたか?

子どもの虫歯予防のために大切な3つのこと

      2018/02/16

 
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かすが歯科院長のイネナガです。こどものむし歯予防と早期矯正に力を入れている歯科医です。お子さんの小さな時期から、よい歯ならびとむし歯になりにくいお口の環境をつくるために、独自の視点より情報を発信しています‼
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小さな子供さん、とくに3歳以下のお子さんのむし歯予防には、

お母さん(お家の人)の取り組みがとても大切です。

 

思い切って言ってしまえば、3歳以下のお子さんでむし歯ができてしまう場合・・・

 

お子さんの生活習慣を改めなければ、また次々に新しいむし歯が出来てしまいます。

3歳以下の小さなお子さんの場合は、むし歯の治療自体が難しいので、治療の前にしっかりと予防のために生活習慣の見直しに取り組んでもらうのが大事ですね。そんなに難しいことじゃないですよ。

院長

 

早速、「子どものむし歯予防のために取り組む3つの大切なこと」始めていきますね。

 

①1日の飲食・間食の回数を決めましょう

 

食べたり、飲んだりすると、お口の中は「酸性」になります。

 

酸性になったら、歯の表面のエナメル質は脱灰といって、溶けて、崩れてしまいます。

①飲食の回数が規則正しい場合

下の図を見てください。

お口の中が酸性か中性の状態にあるか?と飲食の関係を表しています。

 

 

飲食の回数が規則正しい場合は、飲食の間隔がしっかりと取れるので、お口の中が酸性から中性(PH7)に戻り、歯が溶けて崩れる時間が少なくなります。

②飲食の回数が多い場合

飲食の回数が多い、つまり飲食の間隔が短くなると、お口の中が酸性の時間が長くなり、歯の表面が溶けて、崩れやすい状態になり、むし歯ができやすくなります。

 

さて、私たちの体には、その溶けてしまった歯の表面をまた「再石灰化」と言って、再び強い歯にしてくれるものがあります。

 

何でしょうか?

 

みんな持っています。

 

 

 

それは…

 

 

「唾液」

 

 

です。

 

唾液には、

 

歯を再石灰化で強くする。

 

お口の中の酸性を中和する。

 

という仕事があります。

 

しかし…こまめに食べたり、飲んだりしていると…

 

唾液がお口の中の酸性を中和し、歯を再石灰化するための時間が無くなります。

 

そして、歯は溶けて、崩れて、脱灰が続き…

 

 

「むし歯」の一丁出来上がり!

 

 

ですので、飲食をする間隔をしっかりとあけてください!

 

3歳以下のお子さん

食事3回+間食2回(午前・午後1回ずつ)

1日5回

 

3歳以上のお子さん

食事3回+間食1回(午後1回)

1日4回

が基本です。

 

そして、「ジュース・アメ・ガム」は特に酸性になって、強力に歯を溶かして、脱灰していきます。

 

リンク)おやつ選びについて。

 

3歳以下のお子さんの味覚について。

2歳~3歳ぐらいまでに味覚は形成されるといわれています。

うす味で、噛むと味がでているおかずと、噛まずに口にするとすぐにおいしい味がするジュース、お菓子では、

やっぱり、ジュース、お菓子の方の方が、簡単に味がして、子供たちに中毒性が生じます。

 

小さいうちは、間食は甘いジュースやお菓子ではなく、1回1回の食事量が少ないので、それを補うために、間食は食事に近いものがよいと思います。

 

うす味でしっかり噛むと味がするものを出してあげるように心がけてみてくださいね。

②フッ素を毎日使いましょう

 

先ほどお話した、歯が溶けて脱灰した状態を「再石灰化」してくれるものは、唾液です。

 

そして、唾液の再石灰化を助けて、歯を強くしてくれるもの。それが、

 

 

「フッ素」

 

 

です。

 

歯科医院でフッ素を塗布してもらっているお子さんも少なくないと思いますが、

 

飲食は毎日行います。

 

ですので毎日、歯は脱灰します。

 

だから、毎日その脱灰した歯をフッ素で再石灰化のお手伝いをしてください。

使用するフッ素には、2種類あります。

 

①うがいタイプ(3歳以上でぶくぶくうがいができるようになったら)

ビーブランド

ミラノール

②塗布タイプ(3歳以下の小さなお子さん用)

チャイルドケア

「うがいタイプ」の方が、しっかりと歯と歯の間にも入っていくので、

効果は高いです。

 

「ぶくぶくうがい」ができるようになったら、うがいタイプに切り替えてください。

 

これは歯科医院で購入してください。

小さなお子さんの歯科医院選びの際には、こういった用品をしっかりとそろえて、使い方を説明、指導してくれる医院を選びましょう!

 

③9歳(小学校3年生)までは、仕上げ磨きとフロスを使用する。

子どもたちは、大人と同じよう歯みがきをするのが難しいです。

ですので、9歳までは仕上げ磨きとフロスをしてあげてください。

 

仕上げ磨き、フロスの場所は…

なぜ仕上げ磨きは9歳までか?

これにはとても大切な理由があります。

 

6歳でとても大切な永久歯、「6歳臼歯」が生えてきます。

 

生えたばかりの永久歯は3年ぐらいはむし歯になりやすいです。

 

とても大切なことなので覚えておいてくださいね。生えたばかりの永久歯は3年間は虫歯になりやすい!工事現場のセメント流したてと同じで、柔く、もろいと思ってください。

院長

 

 

ですので、6歳臼歯が生えてから3年間、9歳まではお家の方がしっかりと管理してあげてくださいね。

 

まとめ

取り組みはとても簡単で、シンプルです!

子どもの虫歯予防に大切な3つ

  1. 飲食回数を決める。
  2. 毎日フッ素を使う。
  3. 9歳までは仕上げ磨きとフロスをする。

とてもシンプルで、効果抜群のむし歯予防方法です。

 

しっかり取り組んでみてくださいね。

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