【福岡市 春日市 大野城市】子どものむし歯予防と小児矯正 かすが歯科

歯並びを「様子見ましょう」と言われましたか?

子どもの虫歯予防…3歳までの子どもの味覚の形成について。

   

 
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かすが歯科院長のイネナガです。こどものむし歯予防と早期矯正に力を入れている歯科医です。お子さんの小さな時期から、よい歯ならびとむし歯になりにくいお口の環境をつくるために、独自の視点より情報を発信しています‼
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今回は、「人は3歳ごろまでに食べたもので、味覚が決まる。」

 

というお話ですが、3歳を過ぎていても…

何事も気づいた日からが、スタートですので、

 

ぜひ参考にしてください。

 

3歳までは人生のうちで一番大切な時間です。

 

「生まれてから3歳までに食べるもので将来の健康が決まる。」

と言われるほど重要な時期です。

 

とくにむし歯予防の観点から…

 

「甘い物」を余分に与えていないか?

 

食事の時に、お腹をすかせているか?

(甘いおやつを食べ過ぎていないか?)

 

チェックしてみてください。

 

まだの方はこちらも読んでみてください。

なぜむし歯ができるのか?

 

子どもの虫歯予防…「おやつの選び方」について

 

 

離乳食は甘い物以外の味を教える時です。

母乳やミルク以外の味を覚える第一歩が離乳食です。

 

プリン、バナナなど、離乳食期から食べられる甘い物がたくさんあります。

 

が…

 

繰り返し与えていると…

 


甘い味がするものしか食べなくなってしまいます。

 

 

 

そこであえて、離乳食期は甘味以外の味を教えてあげてください。

 

キャベツ、玉ねぎなどの野菜で、自然の甘味を伝えてあげてください。

 

 

離乳食は味覚形成を第一に考えていきましょう!

 

3歳までに甘い物をなるべく与えないようにする意味は…

食べるとすぐに甘い味がするものを覚えてしまうと、

甘い味がするもの以外…食べなくなってしまいます。

 

 

「ご飯と卵焼きとカボチャしか食べない…」」とか。

 

「甘いもの好きの野菜ぎらい」が完成してしまいますよ。

 

繰り返しますが、3歳までは

 

 

味を覚える

 

大切な時期です。

 

 

「チョコレートの味を覚えた日から、野菜を食べなくなった」

 

なんてことになりますから。

 

 

3歳以下の子どもは、私たち大人と違って、

 

「美味しくないけど、体には良いから、食べよう!」

 

とは、なかなかなりません!

 

 

もし「好き嫌い」が出てきたら…

まず、大切なことは、

 

「うちの子はこれが嫌い!」

 

と決めつけないでください。

 

無理強いをせず、またのチャンスを待ちましょう。

 

料理上手なお母さんなら、「何かにつられて(混ぜて)」食べさせた経験があるはずです。

 

そのように、何か、誰かのきっかけで食べらえるようになることもありますから。

 

 

子どもたちがお好みの味は?

 

昆布とかつお節でとった「お出汁」は意外とお好みです。

 

それに野菜を一品入れてあげると、野菜本来の味が出て、

 

子どもたちは味を覚えることができます。

 

 

味の濃いものは、子どもたちの体(未熟な腎臓)には負担がかかります。

 

薄味のおだしの味を身に付けさせて、こってり味ではなく、

 

和食好きな子どもに育ててあげましょう。

おやつについて(子どもの味覚の形成の観点から)

 

3歳までのおやつは甘くないものを

 

3歳までのおやつは、捕食としての役割です。

 

1回の量があまり食べられないので、それを補ってください。

 

お菓子やスナックは早すぎます!

 

本来必要はありませんが…

 

「甘い物は3歳になってからね。」と

 

言い聞かせくださいませ。

 

参考までに、次のような自然の味を中心に選んでみてくださいね。

院長

  • プレーンヨーグルト
  • じゃがいも
  • さつまいも
  • トウモロコシ
  • 枝豆(塩味なし)

 

 

3歳になったらおやつは1日1回、時間を決めて

 

時間、量、種類を約束して決めてください。

もっと欲しがっても…

 

「お・し・ま・い」

お母さん

 

と終わってください。

 

3~5歳ごろの甘い物についての目安は、

 

スティックシュガー2本分(16グラム)です。

 

参考の図をつけておきますね。

EPSON MFP image

 

3~6歳の子どもたちへの果物の適量です。

こちらも参考にしてくださいね。

 

食べ過ぎは、本来の「ごはん」が食べられなくなります。

 

むし歯予防・味覚形成の視点からのおやつ対策

 

1.まわりのママ友などに、我が家の方針を伝える。

ついついお菓子を交換していると、量が増えたり、

 

本来3歳以下で食べるべきではない、甘い物が回ってきます。

 

ここは、思い切って「我が家の子育て方針」として

 

伝えてみてください。

 

2.祖父母を味方につけてください。

もし同居していれば、おじいちゃん、おばあちゃんに協力してもらって、

 

外に一緒に遊びに行ってもらってください。

 

お腹を空かせて帰ってきて、ごはんや野菜を食べる姿を

 

祖父母にも見てもらいましょう。

 

3.甘い物を遠ざけるには、外にでましょう!

甘い物が手元にない、外にでましょう!

 

食べること以外にも興味が湧くはず。

 

4.買い置きをしない。

欲しがっても、「ないものはない」と、

 

しっかり教育しましょう。

 

5.頂いたお菓子はキチンとストック箱に入れる。

お菓子のストック箱を作って、

 

そこで頂いたお菓子や、食べ過ぎるお菓子は

 

管理してください。

 

適当、適量のものを「いついつ食べようか。」と

 

楽しみにする気持ちを持たせてあげてください。

むし歯にならないために気をつけたいポイント
  1. のどが乾いたら水を飲もう。
  2. 菓子パンはお菓子です!食事ではありません。
  3. 食パンにたっぷりとジャム、チョコクリームをつけたら菓子パンです。
  4. アメ、ガム、グミ、はむし歯になりやすいお菓子の代表。
  5. おやつは量と時間を決めて、食べたら歯を磨く習慣を。

 

しっかり、離乳食期から子どもの味覚を育成しましょう!

それが、虫歯予防にもつながりますよ~

院長

 

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